2017年04月17日

建具と木製建具

ウィキペディアには「建具とは建築物の開口部に設けられる開閉機能を持つ仕切り。おもに壁(外周壁や間仕切壁)の開口部に取り付けられて扉や窓として用いられることが多い。用途は、出入口、通風口、採光、遮音、防犯など多岐にわたり、それぞれさまざまなタイプの建具が用いられている。」とあります。
かつての木造住宅では雨戸、外部ガラス戸、玄関、各部屋の入口、間仕切り、押入れ、物入れの戸、障子、ランマ、全て木製でした。昭和40年代中頃から徐々に外部はアルミサッシ、玄関もアルミ製、今では各部屋の入口、間仕切り、押入れは既製品(これは木製?)が主流、障子やフスマ枠もアルミ製があります。これら全て建具ということになります。
従来木造工法では柱と柱の間が開口部で柱の太さや仕上げ具合等で開口部の寸法は一定ではありませんので建具は個々の寸法を測ってその家のためだけにオーダーメイドで作っていました。昔の木造住宅ではほとんどの柱は見えていましたが今の構造ではほとんどの柱は隠れています。柱が見えるのは和室だけです。  


Posted by 近建木工所  at 23:42Comments(0)雑感